里 山 と 水 田 作 り
 里山には,様々な生き物を育む水辺と雑木林,そして水田が欠かせません。昔から人々が適度に手を入れてきたこれらの環境の中で,多くの生き物たちが生まれ育ってきたのです。
 今,こうした人々の生活と適度にオーバーラップしてきた里山が,人々の手によって保護されたり再生されたりして,昆虫や鳥,魚たちが戻り始めています。 
 西っ子の里山も,そのうちの一つです。しかし,西小学校の周囲は急速に宅地化が進み,中核となるビオトープの周辺にも水田がありません。春になると水がひかれる水田は,様々な生物たちの繁殖場所になってきました。イネの成長とともにやがては水が落とされ,次の春までは水が枯れているという特有な環境の中で生命のリズムを保ってきた生物たちを呼び戻したい,そんな願いから,西っ子の里山にも水田を作ることにしました。
 幸いにも,稲作の学習を5年生が毎年行っていることから,こうした社会科の学習もかねて,子どもたちの手で小さな水田作りを進めることになりました。
 里山の情報の一つとして,この小さな水田の様子も今後は少しずつ発信していきたいと思います。
里山の水田情報
平成18年4月23日
平成18年度
 土が固くなっていたので,耕耘機で田おこしをしました。
 ずいぶん固くなっているため,作業になれてみえる方でも苦労をしてみえました。
 でもおかげで柔らかい土に戻り,このあとの田植えに備えることができます。
田植えをしました

今年度は写真撮影が十分にできず,画像でお届けすることができません。
 田植え・稲刈りを経て無事収穫することができました。
 最後は家庭科の授業で調理してみんなのおなかにお腹の中におさまりました。